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かげあそび記念文集できました

かげあそびの文集つくりました👻

🫧あわふきカルテット縁起絵巻🫧

「泡吹(あわふき)」ということばが、カニにまつわるワードであることに加えて、「泡を吹く」ということばには、びっくり仰天して、じたばたしたり、ころげたり、バタンキューするような、どことなくとぼけたイメージがある。

それを自分で言うところにもおかしみがあり、いちいち「泡吹カルテット」と唱えたくなるゆえんだ。
(カルテットというひびきもカルくてほがらかでかわいい)

「泡を吹かす」「ひと泡吹かせる」というのも、人間をカニ化するというイメージでとらえると、こわくておもしろい。オニごっこならぬ、カニごっこ…🦀🦀

あわ、あわてる、あわい、あわわ、あわれ、あわー、わぁ!

ころころ、ころがし、まわる。まる。
まるまり、まわる。まわり、まわる。
めがまわる。めまい。め、くるめく。
くるくる、ぐるぐる。

ことば、声、音を空間に、思いつくままに発すると、発したそばから、ひとに影と響きを与え、また何かが生まれる。

縁起(えんぎ)の仏教的意味を調べたら「私たちは無量無数の因縁によって存在するのであって、それらの因縁を取り除いたら「私」と言われる確かな存在は塵垢ほどもないという意味である。それを「無我」という…」

荘子の影のエピソードにも通じるなぁ。

そんな感じで、暗闇の中では「無我」になれる。
「無我夢中」…
夢をみんなで体験する、まかふしぎ回文ワールドだった。。

さぁ!回文をつくろう!っていうほどの積極性もないところも、ぼんやりはかなくたわいなくて泡らしくてえーやん💛

 

(written by ずぶぬれ出版 やかましみさき)

🐳🦀🐳🦀🐳🦀🐳🦀

かげあそび文集

かげあそび開催に合わせて、文集ができました。

さとみ、まつ、みさき、さやかの4人、「あわふきカルテット」による文章と
おまけまんが「泡吹亭へようこそ」(ぶん・さやか、え・みさき)から成ります。
イラスト・編集・デザインはみさきさん。

みさきさんは面白い文章をいつも生み出していますが
さとみさんとまつさんも凄い文才です。

こういう人たちと一緒に作れて幸いなことです。
この文集はずぶ邸で100円で買えますよ。

おまけまんが「泡吹亭へようこそ」ですが、
この「泡吹亭(あわふきてい)」というのは
僕が大好きな小説「白鯨」の第三章に出てきて語り手イシュメイルが泊まる宿屋、「汐吹亭(しおふきてい)」を真似て名付けたものです。

(*くじらとりの旅に出ていく前にイシュメイルは汐吹亭でクィークェグという南の島生まれの心優しい友だちを得て、おなじ船に乗り込みます)

かげあそびアワーの間だけ、ずぶ邸は泡吹亭になりました。

文学や書くことが好きな人が集まってきててうれしい。
やっぱり自分の好きなことを追求してると共鳴する人が現れてくる。

 

(written by ずぶぬれ出版 岡清火)

 

👇こちらからもご購入できます🦀